未熟者・・・!

久しぶりのアップにも拘らず格好の悪い話で恐縮です。今日は天気もよく明日も休みなので愚息に手伝ってもらいながら自家用車のタイヤ交換と洗車、ついでに物置の整理をした。全日本の結果も気にしつつ洗車まで終わり、物置から今は単なる物置台となっている古い食卓テーブルを処分しようと外に出してきた。テーブルの脚は接着剤と蝶ネジ数本で天板と固定されており、1本外した段階で「面倒くさいぞ」という悪魔のささやきが聞こえ「どうせ捨てるんだし、よーし試割だ!」脚が1本外れたテーブルは、蹴って下さいと言わんばかりに丁度いい角度で待ち構えている。まず息子にやるか否かの確認をしてから促した。「カンッ」スネが硬い木とぶつかって脚を抱えてジャンプして痛がっている。イケルとは思っていなかったが躊躇せず繰り出した下段は思いのほか強かったので少し心配になったが大丈夫そうだ。

「未熟者!」と罵声を浴びせ、いざ真打登場。元々スネには自信はないのだが、このくらいはイケルだろうと蹴り出す。一瞬「痛いんじゃないかな?」と頭を過ぎった瞬間、軌道が変わり宛所を間違えた「バイ〜〜〜ン」という音と共に天板ごと飛んでった、もちろん折れてない。脚に激痛!息子の手前、顔には出さず…。されど息子は大笑い。「未熟者!」小さく呟く。しばしテーブルを見つめ、我に返り反省。

そのテーブルは30年以上前のもので食卓用として使用しなくなってからは10年以上経っているものの朝、昼、晩と食事の際にお世話になったものである、捨てる物といえど感謝の気持ちを持って取り扱うべきで粗末に扱った報いが激痛を通して教えてくれたのではないだろうか。それにしても昔の家具は頑丈だ。人間も昔の人の方が遥かに頑丈で味があるといつも思う。後生の人にそう思ってもらえる人間になれるだろうか。今週の稽古もまた負傷しての出席に…。自己嫌悪。

極真に教えられること

今日、空手には全く関係ない仕事上のことで相手方の理不尽で道理をわきまえない態度に立腹し電話で思っていることをそのまま口に出し、言い合いとなった。

特に汚い言葉や罵るような言葉をを使ってはいないが、電話を切ってからも腹立たしい気持ちと何とも言えない嫌な感情が胸に溢れた。ふと伊達道場のS先生のことが頭に浮び、恐らくS先生だったらそんな感情は余裕でコントロールするだろうと思い、今度はそういった感情になった自分が恥ずかしく思えてきた。考えてみれば支部長はじめ黒帯の先生方の取り乱し声を荒らげて怒りを表すような姿は全く想像がつかない。「心身を練磨し、確固不抜の心技を極める」空手以外でもまたひとつ極真空手に教えていただいた気がする。

気に入らないことがあれば腕っ節と度胸で表現した10代、暴力による解決が恥ずかしいことだと思えた20代、人より少しできると勘違いし相手をやり込め勝った気でいた30代、そして40代になった今は何事にも動ぜず笑顔でいたいと強く思う。そう思えるようになったのは極真会館に入って先生方の精神鍛錬を肌で感じることができるからだ。私は未熟で精神修行がまだまだ足りないが、精神の大切さを考えることができるようになっただけでもたいへん感謝であり、そのことを日々の行いで教えていただける先生方を深く尊敬してやみません。

使い古しの鉄アレー

かなり年季の入った使い古しの4.5kgの鉄アレー。15歳の時に叔父から譲ってもらったものだが、叔父が大学生の時に購入したもので世に出てから私と同じ四十数年経っている。8月の試合を前にして十代の頃、マッチョな体に憧れ、毎日この鉄アレーなどで鍛えていたのを思い出し、押入れの奥から引っ張り出してきた。

両手に持ち、いざ3.5kmの山道ロードワークへと勢い勇んで出発するも200m位進んだ辺りで結構キツイことが判明する。突きの練習を兼ねジャブクロスジャブジャブクロスと調子に乗って走り出したからだ。1km過ぎた辺りで持っていること自体がかなり辛くなってきた。

「どこか草むらに隠して後で車でとりにこようかなぁ」弱い自分が甘やかす。

「いやいや、少し歩いても良いから最後まで持ってかえる」少しだけ強くなった自分が励ます。

結局、何日かTRYして一度も置いて取りに行くことはしなかったが3.5kmを一度も休まず走りきることもできなかった。できていればもう少し試合内容も良い結果を出すことができたことだろう。協力してくれた渋い鉄アレーも疲れた様子で今は部屋の隅で静かに休んでいる…。

さて、そろそろ稽古に行く時間だ。